万城目学「鹿男あをによし」
 現在、ドラマ放映中の「鹿男あをによし」の原作本を読みました。

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 私は、このドラマをまだ一度も見たことがないのですが、以前、書道教室で十干十二支(じっかんじゅうにし)の話をしているときに、お友達がこのドラマでも十干十二支の話が出たと、ドラマのストーリーをいろいろ話してくれたのです。
 十干十二支とは、甲乙丙…の十干と、子丑寅…の十二支。それらを組み合わせ、その最小公倍数が60ということで、60歳の還暦でようやくひと回りするということになるのです。
 この本にもありますが、甲子園というのも、甲子(きのえね)の年に建てられたからこの名前になったそうです。
 と、こんな話からドラマの話になったのですが、話を聞くととても面白そうだったので、ドラマはもう途中だったので本を読んでみることにしました。

 鹿がおしゃべりするなんてちょっとありえない内容ですが、簡単なあらすじを聞いていたので抵抗なくすんなり読めました。
 本を読んだあとは、お習字のときにもドラマを見ているお友達と「今、どこまで進んだ?」「あのデジカメ写真で、誰が鼠か分かったのは面白かったよね〜」とか、「綾瀬はるかってあのマドンナ先生でしょ?」「違うのよ、彼女はかりんとうの先生なのよ」「え〜、本では男の先生なのに〜」という風に、話も弾んで楽しかったです。^^
 舞台になっている奈良も、私は中学校の修学旅行以来行っていないのですが、久しぶりに奈良へ旅行したくなりました。
 ひょっとしてポッキーが大好きな鹿がいたりするかも・・・。^^

 今週はドラマのほうはいよいよ最終回というので、最後ぐらいどんな風に鹿がしゃべるのかちょっと見てみようかな〜と思います。
最近読んだ本
 この間、ちょっと変わったジャンルの本を読んでみました。
 この左の「夢をかなえるゾウ」ですが、内容的にはサラリーマン向けのサクセス本のような感じです。
 でも、よくある自己啓発本とは違って、アドバイスするのはこの表紙にもあるゾウの風貌をした自称神様のガネーシャ。
 このガネーシャが、ある日突然成功を夢見るサラリーマンの枕元に現れ、その後彼のアパートで居候生活をしながら成功するための秘訣を伝授していくというお話です。
 最初は、このガネーシャがこてこての関西弁なので「読みづいな〜」なんて思ったりもしましたが、読み慣れていくと、このガネーシャの話一つ一つがどれも興味深く、また具体的な実践方法などもすごく説得力があり、かなり面白く読むことができました。
 ビジネス本として若いサラリーマンにはもちろんお勧めですが、これは人としての気配りを学ぶ本としても勉強になるんじゃないかと思います。
 
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 それと、もう一つ。ミリオンセラーになっている「ホームレス中学生」も娘の本棚から拝借して読んでみました。
 読み終わって率直な感想は、「この本が売れてたくさん儲かって、無事お世話になった人たちに恩返しができて良かったね〜」でした。^^
 でも、これだけしっかりしたお兄ちゃんやお姉ちゃんがいたのに、お父さんはどうして子供に頼って家族みんなで力を合わせてがんばろうとしなかったのかなぁ…と思い、娘にもそう話をしたら「きっと、何もする気力がなくなってたんだよ」と。確かにそうかもしれませんねぇ…。
 ひょっとしたら、お父さんが一番お母さんを頼ってたのかもしれませんね。(>_<)
 でも、そんなお父さんのことを彼が恨んでなくて、死んだお母さんのことも今も変わらず大好きで、思ったよりずっと後味のいい心温まるお話でした。
 
 それから、先日TVで紹介していた「家事検定」の模擬問題集も買ってみちゃいました。

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 家事なんて人それぞれのやり方があるのに、いったいどんな内容の問題が出るのか興味があって買ってみたのですが、これが意外に私にとってはトりビアな話が多く、まだ少ししか見ていませんが「へ〜〜〜ぇ」を連発しています。(笑)
 これも、また主婦に限らずいろんな人が社会人の知識として知っておくと便利な内容だと思います。
 娘が嫁ぐ前までにいろいろ覚えて伝授していこうかな〜。なんて、ちょっと先の長い話ですね…。^^;
ケータイ小説
 この週末は、小説「恋空」を読みました。
 我が家の現役女子高生は、このケータイ小説をリアルタイムで読み、その後小説も購入して読んでいました。
 そして、「これ超泣けるから、お母さんも読んでみ〜」と言われたのですが、高校生向きの恋愛小説なんて…とそのときは興味を持てずに読みませんでした。
 しかし、今回映画化されてCMを見たり、いろんな情報番組で予告を見たり試写会で観た人の感想を聞いたりして、「ホントにそんなにいい小説なの〜?」と思い、娘の本棚から出して読んでみました。
 
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 いや〜、ホントに泣けました。(>_<)
 ケータイ小説ということで、もっと日記のようにだらだらと高校生口調で書かれているものかと思っていたのですが、普通に小説としても十分ストーリー性を持っているし、意外にしっかりした文章でした。
 確かに、会話の部分は高校生言葉で読みづらいところもありましたが、背景説明などもしっかりあって内容は十分に理解できたし、心に響く文章もたくさんありました。
 しかし、これが10代から20歳にかけて実際にこの女の子が経験したものだと考えると、母の立場としてはかなり複雑です。
 タバコやお酒、親に内緒の外泊や異性関係などなど…。
 人を愛することの素晴らしさを感じるだけじゃなくて、こういうこともすべて美化されてしまうのがちょっと心配になりました。
 しかし、たった20年の人生でこんなにいろんなことを経験するなんて、本当に可哀想でなりませんでした。
 もう後半はずっと泣けましたが、特に最後に彼が描いた(のかな?)親子3人が手をつないだ絵には参りました〜。(T_T)
 今流行りのケータイ小説も、バカにしちゃいけませんね。(>_<;)

 また、先週は娘がこの「恋空」のもう一つの物語「君空」というのを読んで、翌日の朝目を腫らしていました。
 こうやっていろんな本を読んで感動するのはいいけど、それでもやっぱりケータイ小説なんて目が疲れないかとちょっと心配です…。^^; 
平 安寿子「素晴らしい一日」
 この週末は、読み終わった本の整理をしました。
 私は、本を買うときは読み終わったときに売ることを考え、まず帯を外して別のところに大事にしまっておきます。
 その本を別の人に貸すときもそのまま帯なしで渡して、最後売るときにまとめて帯をつけるようにしているので、昨日は間違えないように本と帯をセットにして、大きな紙袋いっぱいに詰めておきました。
 そして、今朝は雨がやんでいるときを見計らって、行きつけの古本屋さんに行ってきました。
 紙袋一つ分で、合計1500円也。予想以上にいい値段になりました。割と新しい本が入ってたからかな・・・。^^
 でも、とりあえず家の中で古本を置いておくようなスペースがないので、お金にならなくても引き取ってもらえるだけでOK。1500円は臨時収入って感じです。(^^)

 また、買うときも最近は本屋さんで売られている新品の本は買わず、ほとんどamazonかオークションを利用していますが、一番最近購入したのがこちら平安寿子(たいらあずこ)さんの「素晴らしい一日」です。

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 こちらは短編集になっていますが、2作目の「アドリブ・ナイト」というのが、韓国で映画化されてけっこう評判もいいとのことなので買ってみました。
 右が、韓国の映画のポスターですが、タイトルは「アジュ トゥッピョラン ソンニム」。直訳すると「とても特別なお客様」となります。
 内容はかなり忠実に作られているそうですが、これがラブストーリーでもなんでもなく、ある日駅前で人を待っていた女性(瑠美)が、家出して3年も音信不通の美代子という女性と間違われ、そのまま美代子の代わりに危篤の状態の父親に会いに行って欲しいと頼まれるというお話です。
 この作品は、ストーリーそのものよりも、その家出娘(美代子)の人間像から、田舎の青年団の素朴な人柄、そして美代子の身内たちの人物像に焦点をしぼっているので、確かに韓国が得意な血縁分野かなって感じです。
 主演は、「春のワルツ」のハン・ヒョジェちゃんのようです。
 この短いストーリーがどんな感じに映画化されているのか、機会があったら見てみたいと思います。
 
 この「素晴らしい一日」はamazonで1円で購入しました。
 1円のものに340円の送料もどうかと思いますが、近所の古本やさんを探し歩く私のワークロードを考えたら安いかな・・・。(笑)
ハワイの本
 これもちょっとレビューが遅くなりましたが、この夏「ハワイ王国物語」(画像左)という本を読んでみました。
 
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 これは、イギリスのジェームス・クック船長がハワイ島を発見するところから、カメハメハ大王がハワイを統一し、その後新しく入ってきた文明や信仰、また梅毒などの疾病にハワイの先住民が侵されたりと、神聖な島が新たな文化に翻弄されていく様子、そしてハワイ王国滅亡までの激動の歴史を背景にした物語です。
 豊富な白檀(家具や仏像の原木)と引き換えに入手した銃や大砲でカメハメハは勢力を強めていったわけですが、そうやって外国との貿易が盛んになっていくことにより、結局ハワイは外から入ってきたキリスト教にも支配されていくことになるのです。
 
 以前(だいぶ前ですが)、この「ハワイイ紀行」(画像中)という本も読んだことがあるのですが、こちらもやはり統一された頃のハワイの歴史が書かれているのですが、こちらはフラダンスの意味はもちろん、レイにこめられた想いなどがつづられ、とても神秘的なハワイを感じた記憶があります。
 また、外来種が入ってくることによってハワイの自然が壊れたり、人々の生活が大きく変わってきた点などは共通しているのですが、「ハワイ王国物語」はやはり物語になっている分人間の欲望などがリアルに描かれ、この2冊は読後感がまったく違うものでした。
 歴史の流れを知るには「ハワイ王国物語」のほうが分かりやすいかもしれませんが、私はこの「ハワイイ紀行」に書かれた聖なるハワイに感動しました。

 また、一番右のよしもとばななさんの「まぼろしハワイ」は、つい最近刊行されたものですが、早くもアマゾンで安く出ていたので買って読んでみました。
 こちらは、歴史のハワイではなく、ストーリーの舞台がハワイになっている現代小説です。
 久しぶりに彼女の作品を読みましたけど、相変わらず読みやすくて心にすんなり入ってくる小説でした。
 短編小説ですが、私はやっぱり一番最初の「まぼろしハワイ」が好きで、特に帯にも書かれている文「ハワイにいると、人間はいつだって抱かれているんだと思う」の一節が好きです。
 
 クック船長がハワイを見つけなければ、ひょっとしたらハワイは神秘的なままだったかもしれないけど、そうなると私たちもあの地に足を踏み入れることもなかったし・・・。
 いろいろ考えると思いは複雑ですが、やっぱり、いつ行っても開放的な気分で癒されるハワイは大好きです。
 もうちょっと近ければ・・・とも思うけど、世界的に見ると日本は近いですよね〜。イギリスからハワイなんて、渡航時間18時間以上とか…。楽園に着くまでにバテちゃいそうですね。(^^;)